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手賀沼花火大会

 先週の土曜日(8月7日)は我孫子市と柏市合同の手賀沼花火大会でした。我孫子市制40周年という節目の年でもあり、昨年は中止となった大会が復活しました。ただ今年は場所取りのルールが非常に厳格となっていました。ふれあい道路などはブルーシートによる場所取りが活発に行われていたのに、今年は沼側の道路半分だけそれも大会当日の朝から場所取りが可能となりました。ふと思うと、12年前にこの花火大会を郷里から出てきた父母と観に行った際には場所取りなんてしなくて、花火の始まる30分前に手賀沼の駐車場の木の下に陣取ることができました。大きな花火が頭上で炸裂した後に花火の燃えカスが落下してくるのですが、ちょうど木があるので安心な場所だったのです。そんなゆったりした雰囲気がいつから変わってしまったのでしょう。気がついた頃には場所取り合戦が過熱していたのでした。
 それが昨年の大会中止を経て、ゆったりと歩きながら観覧する人のことも考え道路の場所取りにも規制をしたのでしょう。手賀沼公園は前日の午後5時からの場所取りが認められていたのでかなり競い合う人たちがいたことでしょう。大会当日の昼すぎになるとなんとなく道路を歩いている人たちやクルマもそわそわしているように感じます。以前は公園まで行って花火を観たのですが、ここ数年は自宅から花火を鑑賞しています。クーラーの効いた部屋で中華料理を食べながら花火を観るのは心に余裕があっていいものです。花火大会の途中でのトイレ、屋台の焼そば、たこ焼き、お好み焼き、そしてビールなど人々が行き交う落ち着かない場所、そして大会が終わった際の渋滞。人の波でなかなか思うように歩くこともできません。花火が終わったという虚脱感に人ごみの中の無力感までやってきて疲れ果てて帰宅していたものです。それがあるとき、ベランダに出ていてここから花火が見えるのでは?と気付いたら、とても出かけて行く気にはなれなくなってしまいました。
 大きな打ち上げ花火の紙筒が落下してきたり、髪や顔がススで汚れたりというのも花火大会の一興ではあるのですが、特等席のような場所からの観覧の誘惑には勝てません。
 久しぶりの手賀沼花火大会、今年は本当に素晴らしい花火ばかりでした。40万人もの観客があったのもこの手賀沼の花火大会がいかに人々に愛されているかということ。来年も開催してくれますように。大会の翌朝、あれほど激しい陽射し、熱気だったのがどこか秋を予感させるような雰囲気を感じるのは、花火大会が終わったという気持ちからなのでしょうか。
手賀沼花火大会_a0075293_2055994.jpg

by kankyoichiba | 2010-08-10 20:06 | いちば担当者の独り言  

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